大福帳
 

大福帳
画像 伊良部島・下地島
横構図で撮った安直な写真をセレクトしました。民間機の訓練飛行場がある下地島では、離発着の練習風景が見られます。ジャンボ機を海上で旋回させてタッチアンドゴーを繰り返すのですが、ゴオーとこちらに向かって頭上を通り越し海に出た飛行機は、腹に水面が反射して、エメラルドグリーン色に発光しているようでした。
左から2番目の浜は、岸からざぶざぶ入ったところがすぐにシュノーケルポイントです。餌付け禁止なためか、魚が小作りで穏やかでした。餌付け可のビーチの熱帯魚は、風雲児だった頃の落合福嗣君似の容貌とあばれっぷりで遊泳者に迫ってきます(特にムラサメモンガラ)。
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2006年 09月 19日 (火) 01:26
1回目の「変ドラ」賛に代えては、記憶の曖昧な部分を確かめたい場合のみ、コミックスを参照するという決まりをつくって書きました。手持ちのA氏・F氏の作品をじっくり読み直して、などと悠長なことをやっていたら、夢中になって記事など何年先にできるか、わかったものではなかったからです。

でも画像をまとめてスキャンしている時、「ひっぱり出した巻は読んでもOK」という都合のいいルールを思いつきました。それで読んだら、またいろいろと頭の中で関連が出てきて、やっぱり1回じゃダメだということになり、2・3回目ができた次第です。
とはいえ、まだまだゆるいというか、あんまり納得行ってない記述が多々あります。不十分な記事を見てくださった方に、心からお礼申し上げます。これを機に、なんて言うのは僣越ですが、お子さまにはぜひ漫画のドラえもんを。特にこのキャラクターは、アニメや三次元になるときついですから。

3回分の記事はゆっくり改訂していくとして、次はジャイアンのいかしたTコレなど、なるべくしょうもないことを取り上げたいです。ジャイアンといえばレッド・ツェッペリンロゴTシャツが有名ですが、70'sテイストのLOVEロゴTからファミリア風のアップリケTまで、なかなか着こなしのするどい子どもです。

ねながらケース
これは大胆な!
冠位十二階みたいに、みだりに着たらぶんなぐられそうです。

わらってくらそう
Gマークのヴァリエーションが豊富にある中で、変わり種の総柄。
アダルトですねえ。パジャマの上を着てきたみたいな感じもします。

おまけ…『まんが道』の才野・満賀も多用している「かしら。」
大人だましに特化した劇団「野鳩」も「かしら」を台詞に引用してました。
ホームメイロ
狭い我が家を迷宮に変える「ホームメイロ(18)」を甘く見たのび太、
「もう」の2回重ねと吹き出しのヨレ具合+かしらで、非力感倍増です。

うそつきかがみ
ご存じ、洗脳ビジネスの粋を集めた道具「うそつきかがみ(2)」。
「びなんし」というリエゾンしているルビにも惹かれます。

まずは虚像を見せておだてて自分のトリコにし、ちょんまげを結わせたりする鏡。このエピソードには、信者たちを前にした鏡が「あなたがた、みんな世界一。」と、いい加減な名台詞を喋るコマが出てきますが、どことなく「世界バレエフェスティバル」のネーミングセンスと相通じるものを感じます。
後者はちっともいい加減ではなく、「世界」なるものを信じた上で使っているのだと思いますが、世界という言葉に恍惚とした何かを委ねているのと、丸投げ(うそつきかがみ)の違いで、依存度合いが似てるかな、と思います。でも私はこのイベントが好きです。

そういえば「世界一」はシルヴェスタ・スタローンの名台詞でもあります。
≫ "あなたがた、みんな世界一。 あとがき「変ドラ」賛に代えて/ワールド・スタント・アワード2005" の続きを読む
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2006年 09月 08日 (金) 00:28
ところでドラえもんに出てくる正義は、何とか仮面などのティピカルなヒーローの姿で現れるとは限らないようです。
例えばどんなに小さな悪も許さない、神出鬼没の正しいつる草「おそるべき正義ロープ(23)」。極太ミミズに目がついたようなつる草が土からのびてきて人を縛るという、見た目もかなり気持ち悪い上に、抑圧のイデオロギーを具現化したような代物です。問答無用に凶悪といえましょう。

同じく正しい道具でも、こちらはヘボ系「「真実の旗印」はつねに正しい(26)」。どんなめちゃくちゃでも、その旗を立てている間は絶対正しい理論として押し通せますが、そよ風程度の風に吹き飛んでしまうもろいつくりで、しかも旗が倒れると矛盾がバレて怒りを買います。現実で汚れさえしなければ、いつまでも正しくいられる理念だけの正義と「真実の旗印」はよく似ています。
真実の旗印

それから悪いことをした時、ムチをならすと罪の重さにふさわしい罰を与える「天ばつムチ」(「のび太の調教師(27)」より)。
ムチ前
天ばつムチ1天ばつムチ0

ムチ後
天ばつムチ2

ドラえもんとのび太はこれでジャイアンの暴力をコントロールしようとしますが、ライオンより物覚えが悪いジャイアンには効き目がなく、猛獣使いを気取ったのび太が犠牲に。
2006年 09月 08日 (金) 00:17
セルフ仮面2  ゆめのチャンネル剛田


ドラえもんに出てくる戦争 「変ドラ」賛に代えて」に、画像と文章を追加しました。その間に、一から書き直したいなあという気持ちがムラムラと…。

一昨日「あーっ!編み直しじゃあーーーーー」と時折叫びながら、自分の服をほどいては編む「もののけ『アミナオシ』」が出てくる映画『ウール100% 』を観ました。その時ふと、ああ私はこれの書く版「カキナオシ」をリアルでやってるんだなあと思って、話に関係ないところでしょげました。

以下とりあえずカキナオシ衝動を抑えるために、冗長なメモのまんまですが、続きを載せます。

前回取り上げた電波道具「平和アンテナ(25)」のように、ドラえもんには正義を扱った話がけっこうあります。どれもF氏の透徹したクールな眼差しに貫かれていて、大変すばらしい仕上がりです。

ドラえもんはスポーツ観戦がわりと好きなようで、ボクシングの放送には「相手はフラフラだぞ!」「そこだ!やっちまえ!」と、のび太と一緒に盛り上がっています(「腹ぺこのつらさを知ってるかい(44)」など。ドラえもんの燃え方から察するに、白井義男さん(1943年プロデビュー・1952年世界フライ級王者・以後4度防衛)や森岡栄治さん(1965年から全日本選手権4連覇・1968年メキシコ五輪でバンタム級銅メダル)が活躍していた頃のボクシングがモデルなんでしょうかね)。

しかし同じテレビの放送でも、実に醒めた態度をとるジャンルがあります。それは「正義の味方」モノです。「変ドラ」でもおなじみの白ドラに登場していただきましょう(白ドラに関しては号外まで出されています。真・白ドラ-号外)。

Sukoshi Fushigiの傑作「正義のみかたセルフ仮面(12)」
セルフ仮面

ピンチには必ず助けてほしい、自分は手を汚さずに誰かがやっつけてほしい、
などというのび太の都合よい夢想を見透かしたように、
白け顔でこれぞ現実という反応をするドラえもん。
セルフ仮面3
2006年 08月 15日 (火) 01:51
tenkomi25106.jpg


短編 1316 話、大長編 17 話。
藤子不二雄(F氏)が生涯に書き上げたドラえもんのエピソードの数です(藤子不二雄ファンサークル ネオ・ユートピア発行「ドラえもん完全作品リスト」による。「ドラえもん学コロキウム 正典」より孫引き)。
これだけたくさんの話があると、人が生きていく上でぶちあたる日常の細々とした「問題ならざる問題」から、人間が有史以来数々犯した愚行まで、どこかで必ず触れられているため「ドラえもんってこういうテーマは書いてないよね」という言論は、漫画のドラえもんを知れば知るほど成立しないことに気づきます。

トップ画像「平和アンテナ(25)」より
人気アクション番組のヒーロー・必ず悪を滅ぼすムテキマンと、律儀に毎週宇宙怪獣を送り出すヒール・アクマーン。死闘前の両者の煽りに興奮したのび太は、うっかり平和アンテナのスイッチを押してしまう。アンテナから出た平和電波は瞬時にブラウン管を超えドラマを狂わせ、戦いは火ぶたを切られる前に…。勧善懲悪の虚構を絶滅にいたらしめる恐ろしい道具「平和アンテナ」。ナレーションのしらけ具合が絶妙です。この後のオチも、F氏ならではの落語センスが光ります。

プロレスに馴染みのある人なら承知のことですが、勧善懲悪や二項対立の筋書きなんてのはとりあえずの撒き餌のようなもので、こうしたストーリーを伴う身体パフォーマンス本来の驚愕と感動は、そんなただの餌にではなく、まったく別の次元にあります。だからもしも「平和アンテナ」みたいな展開が実際にあったら、それはそれで怒りの抗議が殺到するでしょう。

エピソード前半、「みにくいあらそいをなくして、平和な世の中にするのが、悪いってのか!?」と否定を許さぬのび太は、その実ド派手な燃えるけんかがないか探して、つまらなさそうにほっつき歩きます。やっと見つけたと思ったら、「わがままな乱暴者」ジャイアンに先を越されて仲裁されてしまう。

歴戦でさんざん自分の手を汚してきたジャイアンの力量の前に、手出しできなかったのび太は「あ~あ、がらでもないことしてくれちゃって」。その後抜け目なく一枚噛んで旨い汁を吸おうとするスネ夫も含め、争いごとにおける人間の立ち回りパターンがリアルに表現されています。

一般的な話ですが、ある人が自分にとって大変都合のいい理屈を見つけた、考え出したとします。その理屈を正しいと思い込んで何かやろうとする時、都合の悪い邪魔者を排除することも、その「正しい」理屈を支持する人々にとっては正義になり得ます。

とにかく争いや暴力はダメ、という絶対平和主義でムテキマンを打ち切りにする「平和アンテナ」って、こういう善意の空恐ろしさを描いているんじゃないかと思います。名前がすでにそうとう胡散くさい「平和アンテナ」ですが、平和電波っていうネーミングからして、もうどんぴしゃ。

争いの周辺にはこんな人も必ずいます。「新聞社ごっこセット(未7)
新聞社ごっこセット
喜びすぎてタテノリながら走る器用なのび太。ペンは剣よりもやらし


2006年 06月 09日 (金) 01:13
優秀な研究者や学者が大勢載っている会報紙をたまたま見ていたら、よく掲載したなあと思った言葉がありました。「日本人のリーダー」を目指すエリートの方の抱負です。
「難題の解決は、裏取引でも学者の正論でもなく、人の心を動かせるかどうかで決まります。(略)」

正論を言う学者ということで、頑迷固陋なステロタイプの老大家を想像してみました。悪役としてつまらなさそうですが、フィクションの膨大な歴史の中には、こんなヒールもいたかもしれません。でも私が身近に接した学者の先生方は、次のような研究活動をしていました。

長い間正しいとされてきたことの問題点を掘り下げる
正論が切り捨てている対象(見向きもされない/まだよくわかっていないこと)に着眼する
そもそも自分(人類)が難題だと認識している

どうも学者と正論は結びつきません。むしろ上記3点とは反対の立場をとりたい時に、正論は有効なウェポンのように思われます。
で、学者の研究成果を含めたいろんなアプローチを試して、少しずつ希望が開けていくものを、難題っていうのかと思っていました。
tenkominew04147.jpg
2006年 05月 11日 (木) 23:20
ドラえもんのヒゲ に猫の画像を載せて思い出したこと。

小動物についてはもちろんかわいいと思うが、あとは彼らも私も生きてると感じるぐらいで、好きか嫌いかというより執着があまりない。
ある日友人宅に泊まり掛けで遊びに行った時、そこに猫がいた。ずいぶん前から飼っていることは知っていたが(以前、立ち寄った際に見た記憶もある)、育っても顔の小さい目鼻立ちの整った雌猫で、足元にぴたり身体を寄せてくるが、じきにすっと引くという謙虚な感じだ。さすがだなーと感心して褒め、撫でてみたりもし、後はほとんどほったらかしにして遊び騒ぎ、完璧に朝になってから寝た。

と、猫が顔に乗ってくる。
2006年 04月 24日 (月) 00:40
初期のドラえもんはヒゲが長めです。

うっかりヒゲ描き忘れて全抜けとか
声のかたまり
連載開始直後の形が落ち着いていない頃を除いて、
75年ぐらいまでは大体わしゃわしゃ生えています。

1970年
おいかけテレビ

1972年
ウルトラミキサー

1973年
のび太漂流記

1975年
進化退化放射線源

1986年
光ファイバーつた

どの時期のドラえもんもそれぞれ好きですが、
特に小さいコマにシューとヒゲの長いドラえもんが描き込まれていると、
鼻に手を近づけたら湿り気があって生暖かそうな、こういう動物っぽさを感じます。

なにかの弦のように、等間隔にはりめぐらされたごんぶとヒゲ。
しかしポイントは足ですね。
これは中に指が生えています。
靴下履いて満面の笑顔でバレエのポーズを取るドラえもん。
allpass.jpg

その他、初期ドラえもんの特徴としては

眉毛(というか顔筋)
1971年
手足7本 目が3つ

とがった頬肉とダッシュ時に増える足
1972年
悪運ダイヤ

同じく、足渦巻き
1975年
ゆっくり反射ぞうきん

ギャグ漫画らしい柔軟な表情
1970年
エスパーぼうし

などがあげられます。
最後のコマは、念力でトイレに行こうとしたのび太が失敗するところです。
このように明快なギャグが多いのも、初期の特徴といえましょう。
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