大福帳
 

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2006年 05月 10日 (水) 00:00
アスピシア-ファラオの娘:マリーヤ・アレクサンドロワ
ウィルソン卿:ニコライ・ツィスカリーゼ
ジョン・ブル:デニス・メドヴェージェフ
ラムゼ:アナスタシア・ヤツェンコ

ペアシートで観に行く。昨日より前方の席だったので、プロローグとエピローグのアスピシアの表情がよく見えた。ラストはとても寂しげで、なにかをウィルソン卿に感謝しているようだ。
あの若さで何らかの理由で死なねばならず、コープス・ブライドのように、自分を娘から違うものにしてくれる人を待っていたのだとしたら。ますますウィルソン卿にとってはうっとりの状況だ。やはり異国情緒を盛り込んだだけでは、当時の客は満足しなくなっていたのかもしれない。昨日のメモはこちら

昨日の懸賞小説のような楽しさとはまた違い、陽気で権勢を誇ったコミュニティの感じ、またウィルソン卿の夢というより、SFの世界に引き込まれたウィルソン卿の視点を共有したような印象の残る舞台だった。アレクサンドロワの個性によるところが大きそうだ。ツィスカリーゼは一人で柔軟に恍惚と踊る時と、サポートで少しもたつく時の差が激しい。表情まで「あ、遅れました」と変わってしまうのが惜しまれた。

いずれにしてもバレエ団のピラミッドがしっかりしていないと、昨日や今日のように、自由に作品を読むことはできなかったと思う。オシポワ、ヤツェンコらソリストも大変よかった。バヤデールの時も感じたが、今回観ることのできたボリショイの公演はすべて、主役の持ち味が全体として観た時によく伝わってくる舞台だった。
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