大福帳
 

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2007年 01月 25日 (木) 23:44
WOWOWで全豪の放送が続いている。気もそぞろだ。そぞろついでに、去年書いたテニス(フレンチオープン)のメモ記事に、現地のフリーペーパーの画像などを追加した。

フレンチオープンテニス 2005 男子シングルスファイナル ナダル×プエルタ

観ることのできた放送の中では、女子はS.ウィリアムズ(アメリカ)×ペール(写真:ふだんはイスラエルの軍隊にいる)

Australian Open Tennis Championships 2007より

男子はマレー(イギリス)×ナダル(スペイン)のマレーが、特に記憶に残った。
マレーはアップになるとアグレッシブというより疲れて今にも気絶しそうな顔なのに、すいすいポイントをとっていたのが興味深い。最初からそういう表情だったので、あれが標準のようだ。
身体はテニス独特の、という気がする。ボールを打つ時にかかっている力は大変なものだろうと思うが、力の壁とボールがぶつかる感じではなく、運動が柔らかい。それから反応が速いのはもちろん、技が柔軟でとても広い。結果として、攻撃が一面的ではなく多面的になる(ただ1stサービスが不安定)。放送で言われていた「タッチを持っていますね」「タッチがいいですね」という言葉と、このへんのことは関連があるのかな。
ヒッティングの時に大きな声が出ないのは、もしかしたら科学的に実証できたりして。そういえば今大会1セットも落とさずに勝っているフェデラーも、ごくたまにわずかな声を漏らすぐらいで、ラリー中に「ああっ」「ああっ」と響き渡る音量の声は聴いたことがない。

ラリーで、ボールにかかったものすごい力が、コート上を速いスピードで往還する。うまくいえないがフェデラーの身体は、その流れる力の中の1点になっている感じだ。

「男子はフェデラーの一強時代」と書かれることがある。これだと他の選手がいまひとつのような語感もある。でもテニス好きな人がよくいうとおり、現在の男子プロテニスは大変高いレベルなのにフェデラーがすごすぎて、一人だけ宇宙人が混ざっているというたとえの方が、より正確な表現だと思う。

ナダル(写真)は、06年の4大大会で唯一フェデラーの優勝を阻止した人類だ。ナダルのデータや武器一覧など

昨年のSWITCHonExcite「演劇の目で観たスポーツ フレンチオープンテニス(2005)」とその前後のテニスの記事は、ちょうどナダルが破竹の勢いで成長している時に書いた。

Australian Open Tennis Championships 2007より

記事は2005年に現地で観戦して感じたことと、2006年のフレンチオープンテニスの放送を対象にした。2006年決勝でのナダルは…左利きのフォアハンドストロークで、フェデラーのバックを少しずつ破壊していく。最後はフォアの逆クロス。球足の遅い全仏のクレーコートとはいえ、やはり信じがたいフットワーク・コントロール・ハードヒットで、並のライジングより桁外れに速いフェデラーのショットを次々返球、ミスを誘う。
クレー以外ではどうだろうかといわれたが、続く全英(芝)では身体を細かく変えてきた。全仏の二連覇から、このわずかな期間での対応の速さに驚いた。

「テニスを観始めるのにいい時期」なんてことは人それぞれで、その人の関心が高まった時が「一番いい時期」なのだろう。それでも本格的に興味を持った時に、次はどうなるかという大変なワクワク感の持続する強い人たちがいて、しかもそれが自分のひっそりした関心ではなく、よく知っている人たちの間でも盛り上がっていると、情報もたくさん入ってきて扉の開かれ方に勢いがつく。
大会が始まれば、可能性を持った攻撃的な選手がいっぱいいることが、試合を観ている内にわかってくる。その中を順当に勝ち上がってくることの強さには、1回のスーパーショットを観る驚きとは違うものがあって、ランキング1位と2位が対戦する決勝となると、観る前から表現しがたい興奮に包まれる。

振り返ると、私はこれを06年の全仏と全英の放送(どちらも決勝はフェデラー×ナダル)で体験したことになる。

今年の全豪では2回戦ぐらいから、ナダルはバックに打たれ続けてフォアに浅く来るとミスすることが多いね、と周りと話しながら観ていたら、マレーがきれいな戦術として使っていた。両者は深夜2時近くまで戦い、フルセットの末にナダルが勝ったが、ナダルは準々決勝でゴンサレス(チリ)に敗れベスト8という結果になった。

ゴンサレスのフォアハンドストロークは、打点が低くてスピン気味に飛んでいく。テークバックを観ていて、ドロンパが化けた魚を思い出した。技術分析には何の役にも立たないたとえだが、これぐらい派手で大きい。

ゴンサレス動画 Rogers Cup(August 10, AM /August 12, PM)

敗れたとはいえ、あまりにも強いフェデラーの優勝をどうしたら阻止できるか考えるネタに、ナダルはよく出てくる。5月から始まる全仏、その前のマスターズ、特に全仏の前哨戦になりそうなハンブルグの大会が楽しみだ。

次回の全仏は途中でぶち切らずに、試合終了まで放送してほしい。それからダイジェスト映像の時にかかる音楽。音楽は他の時に聴けるので、できたらボールを打つ音を聴きたい。

今年、選手のウェアは黄色・オレンジ・ライムグリーンなど鮮やかなカラーが目立つ。5色のimacが懐かしくなる。黄色のハンチュコバは菜の花の精みたいだった。

転載元←リンク先が消えているのでハンチュコバ公式


昔のハンチュコバ画像 転載元

女子選手のウェアは、身体の線に沿ったワンピースやショート丈のトップスなどかたちも豊富だが、男子はほぼ全員、ゆったりした上下だ。
ふだん舞台を観ている目からウェアを衣装として眺めると、男女の差にびっくりする。例外ですぐ思いつくのは、ナダルのパンツはドラゴンボールを意識しているという話と、タッキーニの提供するウェアが、わりと細身でダブつきが少ないぐらいだろうか。

ルーティーンと呼ばれる儀式的な動作を観ていると、合理的に説明がつくものばかりではなく、選手個人のメンタルに、効果的に作用する動きの方が多いのかもしれないと思う。男子のウェアは「シャツは必ずインでないと困る」とか、「俺はすごいピチパンの方がアグレッシブになる」とか、そういうメンタルの選手が現れれば、ヴァリエーションが増えそうだ。

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